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- 魔斬子同士が激突した。鋭く流麗な技、白い魔斬子・美月(ミツキ)は、黒い魔斬子・日向(ヒナタ)を完全に圧倒する。その美月は、魍鬼の寄餌として利用している青年刑事・宮下の誠実さを、何か特別な視線で見つめ始めていた。感情を持たないはずの魔斬子。日向もまた、今までに出会った事のない人間・美佐の特異な行動に戸惑い未知の苦しみを一層募らせてゆく。そしてついに、大型の母体魍鬼の総攻撃が始まる。しかし美月は、宮下の亡骸を茫然と見下ろしていた。その背後から襲い来る魍鬼軍団。現れた別の魔斬子が、戦意を消失している美月に渇をとばす。正気さえも失い自ら魍鬼と化して、魔斬子を殲滅してゆく美月。美佐が狂気の美月に捕らわれる。走る日向。最期の一匹が美月・・・勝機が微塵も見えない決戦の場へ、日向は走った。
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- 前編のラストで決闘を始めた二人の魔斬子たち。後編は、もちろん気になるその続きから始まるのですが、闘いの最中、再び過去のエピソードがインサートされてゆきます。後編は特に、美月にスポットをあててみたいと思い、前編同様、脚本を大幅に改稿しました。また、「魔斬子は感情を持たない」という初期設定に大胆なるメスを入れ、魍鬼討伐が九十九体に近づくと、少しずつ人間らしき「何か」を覚醒させてゆくのだ!という強引なる解釈を貫き、その都合の良い新設定により(笑)、二人の魔斬子たちは、魍鬼軍団の遥か向こうに立ちはだかっている、本当の敵に向って行ったのではないかと、誠に恐縮ですが、完成後に作品を客観的に観てみた私の想いです。さて、後編のアクションは、さらに加速してゆきます。約2分間にもおよぶ魍鬼軍団VS辻彩加さんの団体戦。そこに秋吉里咲さんも参戦します。決めの大技は、もちろんワイヤーアクション。ピンチシーンでは、吉田絢乃さんが触手の巣窟に捕らわれ拘束拷問されてしまいます。そして紗代さんは、変則擽りの刑にあってしまうのでした♪ラストは、再び魔斬子同士の決闘となりますが、前半の闘いとは状況が大きく変り、あの強い美月が魍鬼となってしまい、さらにパワーアップ。それに挑んでゆく日向。演ずる紗代さん、秋吉里咲さん、そして吉田絢乃さんが前編にも増して光ってます!
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★★★★★ そして誰もいなくなった
男爵 さんのレビュー 2017-10-05 23:41:24 -
魔斬子の誕生や転生?の謎解きだとか、魍鬼やその背後に潜む存在を倒すのなんのよりもヒロインたちの心情変化を軸に据えたことが、この作品を魅力的なものにしてるんじゃないかな。ラストも「終わりだけど終わりじゃない」って思えるし。
裏の読めない不思議な表情をする秋吉里咲を白魔斬子に持ってきたのはナイス。コミカルな演出を最小限に抑えたのも作品の世界的にはよかった。ワンシーンだけの出番だった辻彩加はさすがのアクション、こういう脇を支える名女優さんの存在がかつてのZENの強みだったと再認識。 1人中、0人が参考になったと投票しています。 このレビューは参考になりましたか? 回答するにはログインが必要です。
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